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わくわく家人(うちんちゅ)コラムバックナンバー
 
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2008年12月17日
あるアンケートで「日本人に生まれて良かったか?」という質問に対して、実に86%の日本人が「よかった」と答えているそうです。

もちろん、日々色々な問題は起こりますが、外国と比べたら「贅沢だ!」と怒られそうな事ばかりのような気もします。水は水道水を飲んでも体を壊すわけでなく、深夜に一人歩きしても一応安全と言えるでしょう。お金を払わなくても病院からたたき出される事は無く、車に轢かれて動けないところを物取りにあう事もありません。

外国では、これで何らかのトラブルに巻き込まれても「そんな事するあんたが悪いわ」で済まされてしまいます。実は日本で当たり前の事は、世界では全然当たり前ではありません。それでも、お人好し全開で外国に出かけていくので、ポンポンとトラブルに出くわす事になります。

それでも、その姿勢は世界では高く評価され好感をもたれております。今の円高もそれが一因となって、これだけ世界中の通貨が落ちているにも関わらず信頼を受けているのではないでしょうか。少し楽観視しすぎでしょうか?でもこれだけ悲観的なムードが蔓延している中、それでも日本が好きだと言えるという事は、やはり皆いい国だとわかっているという事でしょう。

最後に「直したいところは?」との質問には、やはり「政治」がトップだそうです。このアンケートを見て、また「どうだ、俺はよくやっている!」と某首相に勘違いされないように願いたいものです。
 
2008年11月18日
株価や通貨が乱降下する中、アメリカで初の黒人大統領が当選しました。私達は今、劇的な歴史的な変革の時期にいるのでしょう。そんな中、わが国の首脳陣が景気刺激策に打ち出してきたのは、2兆円もの財源を使って国民一人当たり12000円を配布すると言うもの。「今12000円あげるから、3年後には消費税あげさせて」…こんな話がまともに通ると思っているのですから、私達は相当馬鹿にされているのでしょう。

民間や個人レベルでは出来ない社会のインフラを、お金を集めて整備していく。これがそもそも税金の役割の筈なのに、良い景気対策が考え付かない為に「皆さんに返します。好きに使ってちょーだい、これで景気も回復!」という事なのでしょうか…。こんな簡単な政策は、優秀な大学を出た大人が何百人も集まって出すものではなく、学級委員長レベルの答えです。考えるという業務を手抜きしているとしか思えません。正直、こんな考え方しか思い浮かばない人を首脳と呼ぶのもいかがなものかと思います。

お金が帰ってこざるを得ないなら、当然誰でも受け取ります、これは止むを得ません。しかしこれは「日本を良くして下さい」と頭の良い人に託したお金です。考える事を放棄して返されたら、その託された人は期待に添えなかったわけですから、誰かと交代する事が筋でしょう。

個人に12000円返されても出来る事は限られています。もし2兆円もの浮いた予算があったら、とりあえず目先の事として、日夜問題になっている医療機関の整備に使う事もできるのではないでしょうか。そして税金の無駄使いを見張る第三者機関の整備なども出来ると思います。(今の政府ではこれはありえないと思いますが…。)

これでこそ活き金となり、将来消費税が上がっても「これだけやってダメなんだから仕方ない」と皆納得もできるでしょう。カップラーメン1個400円と思っている人なのですから、とても大衆の気持ちがわかるとは思えません。一方アメリカでは、白人先導の国にも関わらず国民自らの意思で黒人大統領が生まれました。この違いはどこにあるのでしょうか?

オバマ氏の演説内容でこんな下りがあります。

「この先の道は長く、勾配は険しい。一年では辿り着けないかもしれないし、一期でも難しいかもしれない。だが、アメリカよ、私は今晩ほど希望を抱いたことはかつてない。私は貴方たちに約束する。我々は必ず成し遂げる。後退することもあるだろう。道を間違うこともあるだろう。私が大統領として下す判断や政策に同意しない人は沢山いるだろうし、政府が全ての問題を解決できるわけでもない。

だが、少なくとも我々が直面する課題に関して私は常に正直でいようと思う。私は貴方の言うことを聞く。同意が得られない場合には特に良く聞く。何よりも、私は貴方に参加して欲しいのだ。過去221年の間、この国がしてきたようにこの国を作り直す仕事に。1ブロックずつ。レンガ一個(1ブリック)ずつ。豆だらけの手で。」

私は今回の選挙でアメリカの底力を見ました。そして、こんなリーダーをもてるアメリカを羨ましいと思います。
 
2008年10月6日
ゼロエネルギー住宅「子供達の未来を考えた家造り」と題したシンポジウムに行って来ました。内容は以前にこのコラムでも書きました「ゼロエネルギー住宅」の進展状況の報告です。

ゼロエネルギー住宅とは、基本的には冷暖房費0円を目標にした住宅です。前回はカナダで実験住宅を建てられて検証されていましたが、今回は北海道札幌市で建設を終えたとの事でした。

0エネルギーとは夢のような住宅です。それを達成する為には、自然から得られるエネルギーを徹底的に利用して、外に逃がさないようにする事が基本です。太陽光による発電と熱の取得、地熱による空調管理、熱を逃がさないようにする断熱と気密の徹底した工事、更には節水装置、省エネ照明、排温水リサイクル、端材を加工したエンジニアウッドの採用…ありとあらゆる最新の設備が備わっており、徹底して石油エネルギーを動力に使用しないよう工夫がされているそうです。

ただ、前回のカナダの住宅は外壁厚さが40cmでしたが、こちらは土地の大きさも影響して25cmになったとの事。そして気になるお値段は、それらの設備を付けない状態と比較して1200万円ぐらいのコスト増になるそうです。当然ある年数が経つと償却が終わり、それ以降は得をする事になるそうですが、20年ぐらいかかるという事でした。

これが高いか安いかは置いておいて、今の日本では最高の「地球に優しい家」だと思います。こんな家ばかりが建つようになれば、日本は脱石油も夢ではないかもしれません。ただ、気になりますのはそれらの維持費…太陽光発電も20年で取替えと言われておりますし、その他の機械設備もメンテナンスしないわけにはいきません。又、「リサイクルはしてはいけない」の本に書いてあったように、それらの製造過程で出るCO2の排出量が通常と比べて多くないか?と言う点です。

もう一つはカナダや北海道などの寒冷地で作っているので、暖房に関しては対応出来ているのでしょうが、冷房に対してはどうなのか?と言う点が気になります。暖めるのは体を動かせば熱が出ますので難しくありませんが、冷やす事は(一定の温度からは)エアコンを頼らないと下がりません。この辺りの地域でも問題なく対応可能なのか今後の進展に期待したい所です。

実は私もオリジナル0エネルギー住宅の構想はあります。その内、庭にでも造りたいと思っております。その構想についても又後日書こうと思っております。
 
2008年9月27日
イギリス住宅イギリスの住宅に住む事が夢だと言われるお客様とお話をしております。その中で「黄金率」という言葉が出てきました。外国の家を好まれる方は、そのデザインを「可愛い」や「かっこいい」と簡単な言葉で表現されますが、難しい言葉で言えば「黄金率」という言葉に行き着くと思います。

1:1.618…四角形の長編と短編の比率なのですが、この長方形を基本枠に造形をしていったものは、人間の潜在的な快い感覚に訴えるというものです。大変興味深い理論で、自然界の中にはこれが当てはまる生物や植物がたくさんあります。もちろんバラつきはありますが、美男美女もこの法則に近いパーツの持ち主が大多数の人に賛同されるそうです。

なぜその比率なのか?という話はインターネットで検索して頂くとして、私も設計を行う上で「このデザインは快か不快か」という判断をするのによく使います。生まれもったものは仕方ありませんが、これから造るものですからどうせなら万人が見て賛同してもらえるような物を造るに越した事はありません。

設計士と素人との大きな違いはそこにあります。間取りぐらいは誰でも簡単に作れますが、それと様々な手法を駆使したデザインを絡めるのはやはりプロでないと出来ません。その辺りが私達の求められる事だと思います。

たまに見かけるのが、お客さんの書かれた間取りのまま建ててしまった家です。「お客様の希望通りですよ」と言う事なのですが、言い換えれば素人設計の家です。そこには黄金比どころか、外観に気を使った気配も見えません。見た感じ快か不快かは言うまでもありません。

欧米はこの辺の意識が大変高く、学問も盛んです。振り返って日本の建築の学校で、このような数学と絡めたデザインの講義はほとんどありません。欧米の住宅を学び、それに気づいた者だけが独学で学んでいるのが現状です。

今回のお客様は物理学を専攻されていたそうで、「いかに欧米の住宅が数学的に美しいか、そしてそれ故に残されてきたのだ。」というお話を聞く事ができました。私は数学は得意ではありませんのでこれまで理屈は避けてきましたが、この機会にどうしてそこに行き着くのか、黄金率を紐解いてみたいと思います。
 
2008年9月4日
あまり政治の事はここに書きたくないのですが、こんな事があったにも関わらず家の事しか書いていないと、「あなたは家の事以外に関心が無いの?」と思われてしまいますので、唯一私の自己主張できる場として書かせて頂きます。

…と、前振りさせて頂いて、いや〜突然の首相退陣には驚きました。私が思った事は二つ。一つ目は、会社でいえば経営が思わしくないけど役員を入れ替えてなんとか頑張っていこうとしている矢先、社長が「やっぱり、大変だから俺やめるわ。だれかあと頼む…」というような状況でしょうか。しかも報酬はそのままもらって…。

確かに大きな会社ですとこのような人事はありえます。しかし、こちらは一国の首相です。何と言うか責任感とか義務感とか月並みな言葉でなく、こんな人が国のトップに1年近く君臨してたんだと言う事実に薄ら寒いものを感じます。

あまり感情を表に出さない人だったので、心の奥底には秘めたる外交戦略や熱き思いがあるかもと少しは期待もあったのですが、単なる事なかれ主義の好々爺でした。そりゃ、こんなスタンスでは、「竹島も尖閣諸島も(自分に関係ないので)どうぞ持っていって下さい」というようなものだと思います。ただ、彼を責めるより、彼を首相に押し上げた取り巻きに対して腹が立ちます。

二つ目は私達の問題です。こんな時代ですから、何か事件が起こりますと皆のストレスが一気にそちらに向かいます。前首相の時もそうでしたが、周りの不祥事によって直接政策と関係ないところで(この辺は意見があると思いますが…)辞任に追い込まれました。

後に「辞めないで」という声も聞かれましたが、それも後の祭り。「そこまでやるつもりは無かった」…どこか子供のいじめの感覚に近いものを感じるのは私だけでしょうか。「総理大臣=日本で一番偉い人」は今では幻想となり、一番叩かれる人になっております。

いずれにせよ、私の身近なところでは、200年住宅構想と消費者庁は、彼がいなくなる事で混迷もしくは絵に描いたモチになりかねません。今後どのような展開になるのか、目が離せなくなってきたという点では良い事だと思います。

クイーンアンの住宅少し熱くなってしまいました…。涼しげな写真でも見てクールダウン、クールダウン…。
 
2008年8月6日
米国の住宅事情に精通している小金井氏の講演「米国板200年住宅」に行ってきました。大変良い内容で解りやすかったので以下に記載させて頂きます。

以下は講演内容です。( )は私のコメントです。

米国は住宅を評価する際、機能や性能はさほど問題にされない。多くの住宅が十分なレベルに達しているからで、代わりに重視されるのが外観デザインである。

(わが国は未だに耐震や性能ばかりが問題にされます。米国のように工法がひとつであれば早々に解決するのですが、多種多様な造りがある以上は性能問題からデザインへ関心が移る事は永遠に無いのかもしれません…。)

その理由は、住宅を転売する時、関心の対象となるのは住宅としての美しさや魅力。施主自身の個性や好みがマイナス材料にならないようデザインの普遍性を気にする。その反対に内装やインテリアは自分色をふんだんに出し、お色直しが簡単に出来るようになっている。米国の家造りは転売を前提に成立していて、ライフスタイルではなく、ライフステージを基準に家を建てる。ライフスタイルは個人によってまちまちで汎用性が低く転売に不利。ライフステージ優先の造りの方が、生活環境の変化に合わせた住宅を提供できるので転売に有利だ。

(家を長く持たせるためには、自分の家でありながらもいつかは転売して高く売るという意識が絶対に必要です。日本人は定住する民族と言われていますが、200年住宅を実現させるなら、米国のように家族のライフステージに合わせて生活の拠点を替えるという風に変えていかなければならないと思います。)


質問タイム
質問者1:今の若者は200年どころか50年ものスパンで家を考えないのでは無いか。とりあえず自分が気に入るかどうかが最優先なのでは?

質問者2:ヤドカリ的な住宅感の米国と、一生住み続けるという土着性の強い日本を同じに見るのは現実的ではないのでは?

質問者3:日本における普遍性の高い(ずっと変わらない)外観デザインも五里霧中ではないのか。機能や性能と違い普遍的なデザインの確立は、施主一人一人の心に関わる問題だけに時間がかかるのではないか?

返答:大変、的を得た質問でした。私の心の中にあるモヤモヤを皆さんも考えられているようで、理想はわかっているが現実には狭い国の中であるにも関わらず、なかなかスクラップ&ビルドから抜け出せない社会に対するジレンマを感じました。

ただ最後に、日本でも欧米の伝統的なデザインの家が、築20年にも関わらず新築当時に近い値段で売れた事、輸入住宅で統一されたさいたま市の団地では、そこに住みたい人の引き合いが絶えないという米国と同じ現象が起きている報告を受けました。

又、米国のサブプライムローンで家を追われた人たちは、家こそ取り上げられたもののそれだけの事で、日本のように生命保険で完済せよという事はないとのことです。

200年住宅を考える時に、欧米の社会構造を無視するわけにはいきません。我が国もヤドカリのようにですが、ゆっくりと進んでいるように思います。

クイーンアンの住宅※ 写真はクイーンアンの1909年に建てられた小型住宅です。6900万円の値段が付いています。
 
2008年7月30日
最近、家人コラムの更新が遅れています…というか、現場の更新情報の方をちょくちょくアップするようにしておりますので、こちらの方が手薄になっております。現場の更新情報の方が気楽に書けますので、その内に家人コラムは月一ぐらいになるかもしれません…。(もうそれに近いのですが。)

値上げのニュースにはだいぶ馴れた感がありますが、今回はさすがに驚きました。確認申請の受付費と検査手数料がなぜか上がったのです。しかも今迄全部で3万円ぐらいだったのが、一気に10万円を超えるという、3倍以上の値上げです!!

石油と関係ないのになんで?あきらかに便乗値上げじゃないの??という事なのです。受付機関にしてみれば、確認申請の審査にも検査にも時間と手間がかかるようになったからという事なのでしょうが、労力が一気に3倍まであがったとはとても思えません。

これらは姉歯事件からの一連の流れに関連があるのでしょうが、思うに食品も医療も教育も、同じ事が起こっているのではないでしょうか?どの業界においても不祥事が起こると、当然検査体制を厳しくします。そこには人を増やしたりして費用をかけないといけません。その費用はどこから出るのかというと、税金であったり商品価格であったりするわけです。つまり世の中の流れは、検査管理体制を強化する方向に向かっておりますが、それと同時に、同じ物を購入するためにかかる諸費用は昔と比べて格段に増えているという事です。

今までは、中間マージンを取る商社等の流通会社を極力減らして、卸価格というコスト面のメリットを謳い文句にしている会社が多々ありました。でも、今度は商社に変わってそういう機関が多く入ってくる事になります。

高いけど安全…当然こちらの方が良い事なのですが、そこにはどうも批判の対象になっている天下り機関が見え隠れする所が、どうも世論を意図的に操作されているようでやり切れません。「安全の為」を大義名分にして高い物を買わされていないか、何か他の手は無いのか、今一度立ち止まって考えて見る必要があるのではと思います。
 
2008年7月9日
仕事柄、運転しながら他社の家を観察するのが習慣になっておりますが、ここ数年本当にシンプルな形の家が増えてきたな〜と思います。どんどん無駄を省いていくうちにこういう形になっていくわけですが、当然シンプルな形である程コストは下がります。

年々建築にかかるコストは上昇しておりますので単純な形に近づいていくのは必然で、このまま物価があがり続けると真四角な家しか日本には建たなくなるのじゃないかと思ってしまいます。

こだわりの家「快適に住む」という欲求を満たすのであれば、マンションの1室をすっぱ抜いたような建物で用途は十分事足ります。そこをあえて凸凹な外観にして、装飾を付け、わざわざコスト高の要因を作るのは何故でしょうか。

難しい事はわかりませんが、今まで私の接してきたお客様は、はっきりと自分の意見や哲学を持っておられる方がほとんどであるという事が言えます。決して、人の意見に流されること無く、「自分の意思は実現させる」という強いこだわりを皆さん持っておられます。きっと、このような方はどんな時代でも同じ家を建てる事でしょう。

又、皆さんの経歴や考え方を、よく聞かせて頂く機会があるのですが、どの方も面白く一風変わっており、「この方と知り合えてよかった、人生得したな〜」としみじみ思います。こういう方は、妥協しない生き方を選んで七転八起してますので、自然と武勇伝が多いのでしょう。家の外観とも少なからず関係はあると思います。

例え他社さんの家でも、「おっ これは!」と思う家に住む人の事を想像すると、機会があれば「何故この家に至ったのか?」を聞かせてもらいたくなるほど興味が湧きます。多分、奇想天外な冒険話が聞けるんではないかとワクワクしてしまうのです。
 
2008年7月3日
家造り勉強会(無料)のお知らせです。

7月12日(土)にHOUSE&HOMES会議室にて「家造り勉強会」を行います。参加は無料で、時間は13:00〜14:00の1時間ほどとなります。お話は一級建築士の小栗幸喜が行います。

第1回目の内容は「地盤と基礎」です。将来家を持ちたいけど、何から勉強したらよいかわからないという方、少しずつ勉強していきましょう。お申し込みはお問い合わせページよりお願い致します。お問い合わせ欄に「勉強会参加希望」とお書き下さい。直接HOUSE&HOMESまでメールを送って頂いても結構です。皆様のご参加をお待ちしております。
 
2008年7月1日
お客様より「輸入住宅は窓が小さいから、日本の気候に合うのかどうか気になります。」とのご質問を頂きました。同じような事を思われている方はたくさんみえると思いますので、この場にてお返事させて頂きます。

輸入住宅は窓が小さいように見えますが、法律で採光面積による窓の大きさの基準は決まっております。したがって実際はそれ程小さいわけではありません。おっしゃる事は多分、外国の家には引き違いの掃出し窓があまり見られないため、窓が少ないと感じられている事ではないかと思います。

日本の気候と窓の大きさの関係はひとまず置いておいて、窓が大きい場合のメリットとデメリットを考えてみます。

・メリット:光、風がたくさん入ってくる。窓からの出入りができる。景観が見られる。
・デメリット:紫外線、排気ガス、花粉が入ってくる。冷暖房が窓から特に逃げる。防犯上不利である。外からのぞかれやすい。

つまり、メリットがそのままデメリットでもあるわけです。輸入住宅とはたいてい寒い北国に習った家の事を指します。そのような国では昔も今も、マイナス何十度という外気はデメリットでしかありません。

輸入住宅
輸入住宅
日本もかつては安全で車も少なく、メリットの方が大きかったのでしょう。ところが都市化が進むにつれデメリットの方も見逃せなくなり、住宅先進国である窓の考え方を欧米から取り入れるようになってきました。これが輸入住宅の外観が多く取り入れられている理由だと思います。

実際はどうなのかと言いますと…昔の和風の家のように窓をやたらたくさんつけますと、5月〜7月の期間は風が通せて気持ちが良いです。縁側で休憩する日本の理想的な風景がここにあります。ところが、クーラーを使う7月〜10月や、ヒーターを使う11月〜6月の実に9ヶ月、今度はいくら締め切っても窓から熱が逃げてしまい冷暖房の効かない家になってしまいます。

石油の値上がりによってどんどん光熱費は上がっておりますので、省エネで無い家は今の時代にあってないのでは無いでしょうか?

「日本の気候」とは、とくに6〜8月の高温多湿の事を指すと思います。しかしそれ以上の厳しい環境は、日本の国土の52倍もある北米にはいくらでもあり、立派に長寿命住宅を実現しております。そして、日本国内でも何十万棟とすでに生活している方が見えます。それが何よりの信頼だと思います。
 
2008年6月23日
社員旅行で神奈川へ行ってきました。以前は飛行機に乗らないと旅行と言う気がしなかったので、無理矢理飛行機で近場の国へ行っておりました。ただどうしても会社の旅行と言うと、梅雨にかかるこの時期に行く事が多く、当然近場の国も日本異常に「もわ〜」としております。無理に暑い国へ行く事も無い…という事で、今年も旅行は国内となりました。

八景島シーパラダイス宿だけ予約して、レンタカーを借りて交代で運転をしながら目的地の八景島へ向かいます。途中で誰が言い出したか「秋葉原どうやの?」と言う事になり、急遽順路を変更…この辺が国内旅行の良い所です。

まずは首都高に入り、すぐそばの浅草をお参りする事に。次いで秋葉原…「うおー!オタクだらけ!」大勢乗った他県ナンバーのレンタカーが駐車場を探しながらウロウロ…探す事30分ようやく入れたパーキングは、先日の事件の現場近くらしく献花台が備えられておりました。まずはご冥福を祈って合掌。

マニアックな家電部品とアニメショップの店だらけに加えて外国人が多く、先日の事件により警察が多数巡回している街は、ある意味異様でとても日本とは思えません。最後にメイド喫茶に入ろうとしましたが、残念ながら人が多過ぎで入れませんでした。

八景島のホテルにチェックインして、次の日は八景島シーパラダイスを見てから横浜中華街へ行きました。メインのルートは至って普通でした。八景島は10年ぐらい前にも来た事があるのですが、他の第3セクターにもれず人気の無さを感じました。もっと頑張って永続してもらいたいものです。

やっぱり、食事も予定も無理の無い国内旅行が最高ですね。歳を取ったのでしょうか?確かに若い社員には物足りないような感じも…。来年は飛行機に乗る事にして、今から気合を貯めようと思います。
 
2008年6月12日
先日、出張で神奈川へ行く機会がありました。少し時間がありましたので、漫画喫茶で時間を潰す事にしました。コーヒーを持って雑誌を探していると、隣に人が…見ると髪は寝癖だらけ、スウェット姿で歯を磨いております。「これがネットカフェ難民か!」奥の個室をみると小汚いカーテンで分けられた薄暗い個室になっており、独特の雰囲気を放っております。

まさに社会の縮図に遭遇し、奥まで入ってマジマジと見てしまいました。ちなみに3000円ぐらいで1日いられるようです。フリードリンク付きで本は読み放題、インターネットもし放題、こんなに住むところが整っていれば、難民などと呼ぶのは言い過ぎではないかと思います。

こんな生活を続けていたら、自由すぎて抜け出せなくなるような気がします。(ある意味羨ましい環境です。)何かと問題になっているようですが、自由気ままに生きたい人にとっては「ほっといてくれ」と思っているのでは?と感じてしまいました。

話は変わって、今後日本は移民をどんどん受け入れて行く方針だそうです。「ネオ・ジパング構想」というらしいのですが、その予定規模は1000万人!単純に現状の10倍の規模となります。国の成熟度が高まるほど、出生率の低下という問題を抱えます。その対策として移民を受け入れるという事をどの先進国も行ってきました。その結果税収は増え国は潤うようですが、同時に多くの問題を持ち込む事になります。

私が昔いたカナダのバンクーバーは、その後行く度に東南アジアの面々が増え、今では白人を見る事の方が珍しい、アジアの国のようになってしまいました。なんせ、移民は必死に働くので、先住民は知らぬ間に地位を追いやられてしまうのです。それが、良い事か悪い事かは別にして、諸外国も含めた本当の意味での競争社会がやってくる事になります。先ほどのネット難民などは、優秀で賃金の低い移民にどんどん職を奪われていく事になるでしょう。

今後は国内において「日本人だから」と言って、庇護される事もなくなるかもしれません。自分達の生活の保障を維持する為には、他国に倣って移民を受け入れる事がきっと最善策なのだと思います。…ただ、ゆっくりとアジアの一部になってしまった外国の都市をみると、「これでいいのか?」と考えざるをえません。
 
2008年5月28日
毎日毎日「これでもか!」というほどパチンコのチラシが入って来ます。よほど景気がいいのでしょう。住宅業界も昔からチラシは多いのですが、当社も例外なく見学会の度に大量のチラシを撒いて広報活動をしておりました。

何となくこれが一番の宣伝で、「チラシは打ち続けないと効果がない」と広告会社に言われるがままに大量の費用をつぎこんでいました。しかし、チラシに限らずどんな宣伝活動にも、「そんな費用があったら、その分良いものをお客様に提供すればいいのに…」という疑問が常につきまといます。パチンコでも「チラシを打つ費用があったら、その分をお客さんに還元すれば良いのに…」という事です。

とはいえ、チラシを打たないとお客様の来店がパタッと止まってしまうような気がして、止める事ができないのが実情でしょう。言わばどの会社も、チラシの効果はどの程度かわからないが、止める事が出来ない中毒のような状態になっているのだと思います。

アメリカはどうやっているのだろうと、現地の工務店の社長に聞いた事があります。すると「良い仕事をすれば、お客さんはまたお客さんを紹介してくれる。それが一番の営業活動だ」と至極もっともな事を言われ、日本では広告費がたくさんかかる事を話すと信じられないという顔をされました。それが心に引っかかり、今はなるべくチラシをうたずに皆さまにお知らせできるよう、日夜頭をひねっております。

どの会社も、ばら撒いて一瞬で終わるチラシ作りに何日も何時間も費やし、いかに魅力的な文言をそこにちりばめるかにエネルギーを注いでいます。当社はそれを減らした分、本来の業務に力を入れる事ができるようになりました。

チラシを大量にばら撒いて集客をする広報活動はエコロジーと対極にあり、時代と逆行している企業活動だと思います。大量のパチンコ広告と一緒に折り込まれる住宅のチラシを見ていると、一刻も早くチラシ広告から脱却したいと思いました。
 
2008年5月14日
ミャンマーでのサイクロン、中国での大地震とあちこちで今までに無い、想像を絶するような災害が起きております。何万人が亡くなるという規模になりますと、正直ピンと来るものがなく実感がわきません。日常の業務に追われてしまい、釘一本打つ事の方が重要だったりもします。

そこで少し時間のある時に、落ち着いて「自分の家族がそんな目にあったらどんな気持ちになるか」考えてみました。

突然の災害。家族は目の前で建物に埋まり、助けてやろうにも自分も負傷して思うように体が動かない。それよりも目の前で少しの手助けで助かる人たちが大勢助けを求めている。必死になって体を動かしてはいるが、喉は渇き、傷は痛み、家族に何もしてやれない申し訳ない気持ちで苦しくて涙が止まらない。政府の救助は来るのかさえわからない。雨がまた降り出した…。

言葉こそ違え、何十万人という人がこのような事を思っている事でしょう。出来る事は神に祈る事ぐらいしかありません。正直このような状況に置かれたら、自分も家族の後を追うかもしれません。それぐらい過酷な状況のまっ只中に大勢の人々がいるのだと思います。日本で命を自ら断ってしまう若者は、災害国の支援に行かれてはいかがでしょうか。

災害そのものは天災ですが、その後の対応如何によっては、人災となり被害が何倍も拡大します。被害のあった国はどうもこの辺りも懸念される事が大きいようです。月並みな言葉ですが、亡くなられた方々のご冥福と共に、少しでも多くの方が家族の下に帰る事が出来るよう心よりお祈りしたいと思います。
 
2008年4月28日
前回少し触れましたが、首相の思いつき(?)で「200年住宅」という構想が出てきました。色々頼りないと言われる人ですが、ことこれに関しては間違っている事を言っているわけではないので、なんとか政権を延命してもらい形にしてもらいたいと思っております。

しかしながら、その道は半端でないくらい厳しく、険しいとしか言いようがありません。はっきり言って、誰も200年後の事などわかるはずがありません。200でも300でも言うだけなら誰にでもできます。突っ込みどころだらけの政策で、今ははっきり言って「言ったもん勝ち」の状態になっております。

今ある住宅でさえ100年はおろか50年も経っていないのに、いきなり200年とはどこからこの数字が出てきたのか不思議です。多分、単純に世界一寿命の長いイギリスの住宅を持ち出して、イギリスができるなら日本もこれを目指そうという事なのでしょう。それ自体は立派です。ただイギリスの家も200年住宅を目指して現在まで建っているわけでなく、周辺にあるものを使って造っていったら結果こうなったという事だと思います。なので、意図的に200年持たせようという事とは少し意味合いが違うような気がしています。

ここで「机上の空論!ありえないぶっとんだ政策だ!」と水を差して批判するのは簡単ですが、私は首相よりかなり前から長寿命住宅の構想を持っていますので、できればお会いしてご指南できればと思います。日本の住宅はおろか社会構造が間違いなく変わる事でしょう。…と言ってもそんなに難しい事ではありません。ヨーロッパの家を真似ればよいのです。

その要点は、
・石積みで造る事
・屋根は石や瓦などの硬い物にする事
・木造であれば30cm角(10寸)の柱で造る事
・鉄骨やコンクリートで造らない事
・1階は土間にする事(出来れば土足で暮らす)
・石油製品は使わない事
・外観は、宗教的な意味合いを強くするか、伝統建築のデザインにならう事

最低これぐらいを共通仕様にしないで200年住宅は語れません。上の方の項目は、建材の耐用年数に関わる事です。一見重要に思えますが、一番大切なのは最下の項目「その家を残したくなるかどうか」なのです。

アンティーク家具を例に取ればわかりやすいでしょうか。これらは価値を知らない者にとってはガラクタ同然です。しかし、決して丈夫な素材ばかりでないにも関わらず、大事に扱われ補修を繰り返し後世に残されます。これの応用こそ200年住宅の要なのです。つまり、「何100年もつか?」ではなく「何100年もたせたくなるか?」が重要になってきます。

結論を言いますと、伝統や宗教はバラバラ、教育はいいかげん、モラルや哲学などと言う言葉が死語になりかけている使い捨ての消費社会…こんな今の日本では実現する事は到底無理でしょう。200年住宅なんて話が出るのが不思議なくらい、日本の住宅政策はお粗末で根底から社会の仕組みが変わらない事には実現不可能だと思います。

始めに言葉ありきで、後は得意の小手先の技術でなんとかしようとしておりますが、二世紀という長い期間を見据えた時、思想や哲学無くして、とても後世に残されるような建築物は造れません。今の状態では掛け声だけが先行して、消費者に負担を与えるだけの愚策になりそうです。周りに誰も進言する人がいないのが不思議です。

200年住宅を真剣に目標にするのであれば、私なら家の造り方(工法)を全国統一化します。200年後もパーツをすぐに取り寄せる事が出来るような状態であれば、メンテナンスには困りません。そして、次に教育に手をつけます。家を持つための講習や免許制度を設け、自分でメンテナンスをするようDIYをもっと普及させるようにします。ここから始めなければ、200年住宅の基礎にすら踏み込めないでしょう。実際にそれがなされているアメリカですら80年が平均寿命なのですから…。

北米の家 この国の偉い方たちは理想論ばかりが先行して、現状を見ないで政策を建てている事に悲しくなってきます。それでも、ひょっとしたら安普請の建売や質の低いローコスト住宅を排除する為にはいい政策なのかもしれません。今のままでは妄想にしか過ぎませんが、なんとか現実するよう頑張ってもらいたいものです。

※ 写真は壊すのがもったいなくなるような北米の家です。
 
2008年4月11日
外観とマッチしたお庭お客様のお宅に伺うと、自宅のお庭を自分でコツコツ作られている方がたくさんいらっしゃいます。そして、「この家の外観に合ったかっこいい庭に仕上がったでしょ!」と誇らしげに力作を説明して下さいます。

素材もホームセンターや知り合いから工夫して仕入れ、決して華美ではないものの、どこにも見られないようなオリジナリティーにあふれたガーデニングが家を引き立たせ、良い意味で周りの集落から浮き出しております。

よく家と庭が合っていないお宅を見かけます。これは、ほとんどが機械的な家のデザインの割りにナチュラルなガーデニングを造られているからでして、四角いグレーの家はご主人、南仏風の庭は奥様が、それぞれ現場を見ないで決めたのではないか?といつも思ってしまうぐらいアンバランスです。

言うまでも無く、両方の風合いがうまくかみ合っていないと、上はスーツにネクタイ、下はフリルのスカートみたいな感じがぬぐえなくなってしまいます。衣装の場合はわかりやすいのですが、家になるとどうもわからなくなってしまうようです。でも、住居の場合はそれがずっと続く事になるのですから、いつかミスマッチに気付いた時には恥ずかしくなってしまうかもしれません。

大切なのは、まず全体のテーマを決める事。そして、テーマに合っているかどうかを考えながら一つ一つ選んでいく事です。二百年住宅を推進していく事が決まったようですが、家の素材や構造の事ばかりで、この辺の事には全く触れられておりません。丈夫に造っても、スカートにネクタイの家が二百年も壊されずに残してもらえるのでしょうか?(二百年住宅へのコメントはまた次回にでも!)

※ 今回の写真は、周りの風景と家のデザインがバッチリ合いましたK様邸の外観です。
 
2008年4月1日
桜並木4月になったばかりと言うのに、暖かい日がもうかなり続いております。多分、地球温暖化のせいだということなのでしょう。桜並木を見ていると、世界各地でこれまでにないような災害が起こっていることなど思いもよりません。ただ、少し早い春のうららかな日を謳歌するだけです。

今ほど情報の多くない、一昔前であったならば、「最近は冬でも寒くなくていいね〜」などと呑気なことを言っていたのかも知れません。情報社会になってきたが故に、物事が多角から見えるようになってきました。しかし、どんな事でも表もあれば裏もあります、簡単に白黒つけられることはありません。それがなおさら判断しにくくなっているということを思います。

今日からガソリン税が下がりました。嬉しいのですが、様々な意見や情報が交錯しており、胸を張って「どちらが正しい」と言える方がどれくらいいるのでしょう?情けないですが、私は正直わかりません。強いリーダーが「こっちが正しい!行くぞ!」といえば、フラフラと意見に付いていってしまうことでしょう。

よその国のリーダーを見ますと、多少傲慢さはあるものの力強さのオーラに満ち溢れています。「こんな人なら(正誤関係なく)ついて行きたい!」と思わせるような、自信に満ち溢れています。要はかっこいいのです。

振り返って我が国は…まあ平和だからいいんでしょうけどね。子供達が、ああはなりたくないと、大人になることを悲観するのもわかる気がします。とは言うものの、私もリーダーのくせに優柔不断で、反省しないといけないところはいくらでもあります。他人の振り見て我が身を直せ、リーダー不在の現状を見てそんなことを思いました。
 
2008年3月10日
久しぶりに魂を揺さぶられました!有名なアイスランドの女性シンガー ビョーク が、中国での講演ステージで「チベット、独立!」と何度も叫んだそうです。当然中国政府はカンカン、彼女には法的措置が執られるそうです。

チベット問題は、いまや大国となった中国の顔色を伺ってどの国もタブーにしているにも関わらず、女性の身でありながらその国の講演で叫ぶとはなんと言う勇気でしょうか!中国人であれば間違いなく死罪となるでしょう。外国人といえども拘束される事は免れないと思います。

破滅的で馬鹿な行為だと言う人もたくさんいる事でしょう。でも、地位も名声も手に入れた人が、自身の感じる正義の為に身を捧げる姿は非常に崇高な物を思い出させてくれます。

日本にいますと、世界はどこも平和で、戦争も革命も別の世界の話のように思えます。ところが実際は、薄い氷のようなものの上に絶妙なバランスで成り立っており、いつその氷が割れても不思議ではありません。

アメリカは元より、中国、ロシアなど大国がどんどん力をつけてきております。その時、小さな国は資源を逆手にとられ、要求をのまざるを得なくなり、現に今そうなってきております。今までのようにひたすら要求を飲み続けるだけの外交では、いつか日本もチベットの二の舞にならない保証はありません。

小さな女性歌手一人で、巨大な中国政府相手に物申す姿勢には感動しました。今後日本人にも、彼女のような人物が現れる事を期待します。えっ?お前がやれ?それでは、まずは有名になりまして…。
 
2008年2月12日
完成見学会今週の16日(土)と17日(日)に愛知県小牧市にて見学会を行います。タイル貼りの外壁が実に「おいしそう」に仕上がった、とても可愛らしいお宅です。

施主様であるH様とコンタクトを取ったのは、もう5年くらい前でしょうか。当時私が春日井の会社で配っていた小冊子を見て頂いて、感想を送って頂いた事がきっかけです。大変、暖かい文面でとても嬉しかった事を今でも覚えています。

その後、社長交代のために私が今の土岐の会社に戻り、春日井の会社は閉じてしまいましたが、引き続き家造りのご相談を頂き、とうとう完成までに至りました。

家の仕様は、ほぼ私が推奨する仕様(私の家)と同じで、どこまでもオープンな北米型の間取りとなっております。メンテナンスフリー又はメンテナンスしやすい素材を使い、断熱性能も高い、まさに小牧のモデルハウスと言えるお宅になりました。

何よりも、建築会社などいくらでもある中で、長い間私を信頼して頂けた事は建築人冥利に尽きます。(泣) 嗜好や予算、そして仕様や間取など様々な要素が建築会社を選定するのにあるかと思いますが、それらは全て信頼の上にあるもので、2次的な要素でしかありません。

H様との信頼関係を表現するかのように、家も丸く柔らかそうでふわふわな感じになっております。「工場で組み立てて現場で接合する家」とは明らかに違うという事を感じて頂けるかと思います。是非ご来場頂いて、「こんな家もあるんだ!」と目のウロコを落として下さい。会場でお待ちしております。
>> 完成見学会についての詳細はこちら
 
2008年1月26日
カワイイ輸入住宅当社には「こちらでかわいい家が建ててもらえると聞いて」と来社される方が本当に多いです。しかし応対するのが、熊のようなおじさん…。本来なら、イケメンデザイナーか小奇麗なインテリアコーディネーターの女性などであるべきでしょう。

お打ち合わせ中も熊おじさんが「かわいい、かわいい」を連呼するのですが、実はお客様はキモがっていないか心配です。いっそのことIKKOさんのようにオカマキャラになれば、言動が一致してよいのではないか?と妄想したりしています。(笑)

それもこれも、入り口は「かわいい」とか、「かっこいい」から入ってこられる輸入住宅ですが、その根っこには(住宅購入なぞに命を賭けなければいけない)このおかしな日本社会を根底から叩きなおす!という硬派な信念があるためです。

その対極にあるようなテーマのせいで、いつも考える事がファンシーな事から、国際政治まで一気に飛びます。そのおかげで、なかなか地に足がつかず社員や妻にはフォローされてばかり…。

今年は(少し)周りを見渡して、現実と理想のギャップを埋めてみようかと思っています。具体的には、もっと日本の従来の街並みにあった、地味目な家造りを…やっぱり面白くなさそうですね。今年も今迄どおり、街の目印にされるような家をどんどん提案していきます!
 
2008年1月16日
ウォーキング今年はまだ雪も積もらず、例年に比べ暖冬のようでホッとしている方も多いのではないでしょうか。とは言え、連日報道される値上げのニュースをみていると、さすがに今までの生活をどこか改めないと、いつかどこかでしわ寄せが来るような気がしてなりません。

…と、言うわけで、「禁酒」と「ウォーキング」を年頭に誓いました。1年後には、スリムになって食品値上げに感謝している自分がいるはず(?)です。

今年もポジティブシンキングで頑張ります!
 
2008年1月1日


新年明けましておめでとうございます。謹んでお喜びを申し上げます。

どこのご家庭でも、今年は特に節約をされていますようで、昔ながらのおごそかなお正月を迎えられていると存じます。おせち料理にすごろく、かるた、親戚廻り…思えば一昔前までは、地味ながらも静かに過ごす事がお正月というものでした。幼い頃は、全ての機能が止まり街が静まりかえる事にすごく神秘性を感じたものです。

ここ数年、元旦も休まないお店が増えると共に、正月と言うもの宗教的な色合いが薄れ、昔と比べるとかなり様変わりしてきたように感じます。一方で石油価格が上昇するにつれ、ちまたでは昭和時代が見直されつつあります。今より物も無く、便利でも無かったあの時代…それでも皆エネルギッシュでした。

それを見習い、今年は少しずつ物を捨てて、手間がかかるを事を増やしていこうと思います。今年も1年よろしく御願い致します。
 
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