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わくわく家人(うちんちゅ)コラムバックナンバー
 
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2014年11月26日
日本とアメリカは近くて遠い国と言われます。これだけ日常にアメリカの物や文化が取り入れられているにも関わらず、アメリカ本土に行かれた事がある方は数%ぐらいではないでしょうか?その少しの方も観光地のラスベガスやカリフォルニアを新婚旅行で行くぐらいで、実際の生活圏に行かれる方は更に減ると思います。

アメリカのリビングですから映画で向こうの生活を見ると現実味のないまるで別世界の話のように思えますが、実際にあちらでは映画に出てくるような豪華な生活シーンは日常の事で、日本でいえばドラマでよく見る和室にちゃぶ台の食事風景と同じでしょう。

日本の生活風景は狭い部屋に所狭しと物が置かれており、アメリカ映画を見た後に日本映画を見ると、生活環境の格差にやるせなくなってきます。

そしていつも思う事は、なぜ世界経済大国1位と3位の国がこれ程までに生活空間が違うのかという事…2位は数年前に中国に譲り渡したといえ、現実には生活レベルは日本の方がかなり上です。収入や貯蓄に至ってはアメリカを超えている部分もあります。ではなぜこんなにも生活空間が違うのでしょうか?

ヒントは日本が世界に誇っているものにあります。それは「きれいな道路」…外国へ行くと舗装はしてあるもののメンテナンスが十分でなかったり、信号が少なかったりインフラ整備が十分でない箇所が多々見られます。ごみもよく落ちております。日本ではこの公共インフラを支えるために各方々に税金が多々かかり、消費税こそ低いと言われますが○○税を総合した金額では世界一の額を収めております。

それは道路に限らず、全ての公共機関を支えるためにあちらこちらに○○税はちりばめられており、それが庶民の生活の大きな負担となっております。これが日本の生活環境が少しも良く(広く)ならない原因だと思っております。

それでは「税金は下げるけど公共サービスも下がるよ」と言われると、「そ、それは困る…」と強く言えなくなってしまうのが国民性なのでしょう。なにか事が起きるたびに公共サービス機関が増え、税金を徴収していきます。「それできれいな環境が整えられているのだからいいのでは?」と言われる方もいるのでしょうが、その負担で個人の生活が圧迫されているのではやはりやりすぎ感がぬぐえません。

毎年年度末になると、予算を使い切るために道路工事や管理が渋滞を起こしますが、このきれいな施設を維持するが為にどんどん税金は増やされていきます。外国人が日本に来て「日本の道路は本当にきれいだ!ゴミひとつ落ちていない!」と称賛しますが、「その為に世界一高い税金を払う覚悟はあるか?」と聞き返したくなります。2019年には消費税が10%になる事が確定したようですが、その前にやらねばならぬ事がなされていないような気がするのは私だけでしょうか…?
 
2014年09月02日
業界紙今回、業界紙に気になる記事が載りましたので取り上げてみます。見出しは「施工ルールの共有 業界あげて」…内容は、木造住宅の施工ルールを共通化して能率を上げ、コスト削減や手間を減らす工夫をしよう!といったものです。なんの事かわからないと思いますが、要するに各社バラバラな造り方をやめて一つにしようという事です。

「いまだにそんなこともできてなかったの?」と驚かれる方もいるかと思いますが、在来木造は代々親方からの造り方を伝承する職人が多く、つまりマニュアルは親方という事になります。その為、横の情報よりも縦の情報の方が強く、造り方を統一させるという事がなかなか進みませんでした。

各自バラバラという事は無理や無駄が多くなります。それでもこれまではコストに反映させなんとかやってこられました。しかし、人手不足かつ費用も究極に抑えねばならない余裕の無い時代になって来た為、いよいよ業界あげて規格統一に真剣に取り組んでいかねばならなくなってきたわけです。

これは職人によっては先代のやり方を否定する事になりますが、そんな事も言っておられません。良い事だと思いますが、統一された規格が当たり前の外国の造り方に携わってきたものにとっては、やはり「何を今更…」としか思えません。

無理・無駄をコストに転嫁するので、どうしても在来木造は同じ性能の家を作ろうとすると高くなります。それを「日本には日本独自のやり方」といって、ぼかしてきた面があります。これはむしろ「当社には当社独自のやり方」といった方が正しいでしょう。いずれにせよ規格が統一され、それによってコストが下がるのは良い事だと思います。

更に地産地消によって物流コストが下がればまだまだ家は安くなりますし、使う資材が統一される事によって外国のような同じ家の並ぶ街が出来上がります。外国のあの風景はそういった合理的な理由で街並みが揃っているわけです。田舎の田園風景を見るとわかりますが、昔も日本は同じような理由で似たような家が立ち並んでおりました。反対に言えば、街並みがバラバラという事は、まだまだ家にお金を掛ける余裕があるとも言えます。

さてこの取り組みがどこまで伸びるのでしょうか…?親方主義の業界を覆し、なんとか在来木造の規格が統一化されるよう期待しております。
 
2014年07月02日
ここ数年、キッチンやお風呂は元より部屋の間取りを変えてしまうような大型リフォームのご依頼が増えてきました。昔であれば築30年もすれば「そろそろ建替えするか…」と言われる事も珍しくありませんでしたが、昨今の経済事情とエコが浸透してきた事で意識がこのように変化してきたのだと思います。

それともう一つ、オイルショック以前の物資の無い状態で建てられた家と、それ以降で建てられた家では明らかに材質が違います。解体するとわかるのですが、構造そのものはそれ程劣化しておらず十分に使えます。それ以降に建てられた家は劣化もそこまで酷くないので、住まれる方はリフォームすればまだまだ使えると判断するのでしょう。

日本は経済的に裕福でスクラップ&ビルドを繰り返してきましたが、ようやく欧米のようにあるものを大切にする社会に変わってきました。今後は中古住宅市場が新築を上回り、大型リフォームも増えてやがては自分達でDIYにて家を触るようになってくると思います。実際、首都圏のマンションではこのような例が多くなってきており、古い部屋を借主自らが内装工事をして個性的な住み方をされている方が増えてきているそうです。

増税によって使えるお金が減り、余暇に使える時間は増えてきます。しかし、出歩く事もお金がかかります。アメリカではDIYも立派な趣味の一つです。ガレージに大工工具一式を揃えている方も珍しくありません。私もこれを機会に、腰を据えてDIYを始めてみようと思っております。今までは自宅の事は結構いい加減でしたので…。
 
2014年06月13日
注文住宅の設計を依頼される方には、様々な入り方があります。既に他社で計画され、ある程度は固まっているがそれの改良点のアドバイスを求められる方、雑誌やホームページで資料を収集され、それをまとめて設計に落とし込む事を希望される方…もちろんまったく0からの提案を希望される方もいらっしゃいます。

ただどの方にも共通して言える事は、「言葉にできない潜在的な嗜好を上手く聞きだし、提案してほしい」という欲求がある事です。言われた事を箇条書きにしてそのまま設計に落とし込むのでは、素人の設計となんら変わりません。「希望の間取りを手書きで持っていったら、なんの提案もないままそのまま建てられてしまった」…こういった話を一昔前はよく聞きました。

もちろん予算の制限はありますので、限りある費用の中でいかにお客様の嗜好にあったものを提案できるか…つまるところ設計士の力量とは人の心を汲み取る能力、ここに尽きます。たわいもない雑談も世間話も、理想を汲み取るのには大切なプロセスだと思います。「忙しい中無駄話ばかりして!」なんておっしゃらず、是非少しお付き合いをお願いできればと思います。
 
2014年04月03日
何年も前から、やたら白と黒ツートンカラーの新築を見るようになってきました。その組み合わせ自体はおかしくはないと思います。クリスマスカラーと同じく対にある色(補色と言います)ですので目立ち、黒い屋根は黒髪を、白い外壁は白無垢を…つまり若々しさを感じさせます。

ところがこれが団地のような場所で何棟もならぶと話は変わってきます。…こういった白黒のパターンが横に並ぶ光景はそうです、葬式の垂れ幕です。白い外壁も陰気な雰囲気に感じられてきます。

改めて葬儀でなぜ白黒幕が張られるのか調べてみました。白は清い色、黒は喪の色という事で、清く喪に服すという意味合いがあるそうです。ちなみに鯨の色に似ているので鯨幕と言われます。歴史は浅く大正時代以降に葬儀屋が使い始めたとの事です。

しかし白黒だけだと陰気な雰囲気になるとは言え、こんな感じ()では自宅だけ浮いてしまいますね。やはり街のありかたを皆で変えねばなりません。欧米の街はとても華やか()です。一棟一棟すべて違い、散歩しているだけで楽しくなります。それを見に来る人たちで観光も盛んです。陽気な国民性だと言ってしまえばそこまででしょうが、日々明るく過ごす工夫は見習うべき事だと思います。

黒い窓 欧米の窓そうは言っても周りが白黒の家ばかりだし…そう思われる方は遺影の額縁をイメージさせる黒い窓を採用しない事から始めてみましょう。

これだけで日々の生活が明るくなること請け合いです。ちなみに欧米では黒い窓はほとんど見る事はありません。
 
2014年02月28日
いよいよ消費税が8%に上がります。家は高額なのでその金額も半端ではありません。その為、いくつかの減免措置が出されております。まずは最高30万円までの消費税還付金…これは年収により制限があります。次に所得税住民税の減税枠の拡大…これは今年度の200万円から400万円まで広がりました。

よく「外国に比べて日本の消費税は低い」と言われますが、アメリカは州によって違い0%〜約10%迄様々、カナダは10%〜22%、ヨーロッパはバラバラですが平均20%くらいです。ちなみにその他の種類の税金と併せて考えると5%でも十分高いそうです。しかも生活必需品や生鮮食品にはほとんど0%です。ですからそれらにも一律掛かってくる日本の消費税は、世界一高いとも言えます。

本当はもっと細かく分類分けして税率を定めるのが消費税の世界的なやり方なのでしょうが、「どこで分ける?判断が面倒だ」との事で議論さえされておりません。

中古住宅 中古住宅中古住宅の売買においては消費税はかかりません。昔に比べて質の良い住宅も増えており、今後税率が上がれば上がるほど中古住宅のメリットが注目されていくと思います。

政府がそこまでもを見越して、北米やヨーロッパのような中古住宅市場が圧倒的に多い社会に変換しようししているのであれば、私ごときが口を挟むべきではありません。潔くハット・オフしたいと思います。
 
2014年01月21日
定期メンテナンスや不具合の調査に私が伺う事がたまにあるのですが、その時は住み心地や疑問を伝えて頂く貴重な機会となります。引渡し時の取扱説明だけでは覚えきれないのは当然ですので、住みながら感じた事を皆さんにお話して頂けます。

従来の家には無かった機械換気の必要性としくみ、冷暖房の効果的な使い方、自分でできる日常的なメンテナンス…言葉では理解しにくい事が実際使ってみると「なるほど」と思えるようになります。

住み始めた当初は新築なので当然新しい住まいに感動されますが、これはどなたでも同じでしょう。やはり嬉しいのは、当社のお客様ならではの感想を伝えられる事です。

先日一通りメンテナンスを終え、お茶を頂きながら雑談をしておりました。いつもシャツだけで過ごされているとの事で、「いや〜この家暖かいで助かるよ」との事…朝が早い仕事なので起きるのがかなり楽になられたそうです。それでも以前の家に比べると光熱費は半分くらいで抑えられているとの事でした。

又、少し前に伺ったお客様の家では、子供の友達が「○○ちゃんみたいなおうちに住みたい!」と言ってよく遊びに来るようになったと言われました。素直な子供の目線で気に入って頂けた事は大変嬉しく思います。

メンテナンスには私でなく社員が行く事もありますが、その時には「住み心地」を聞いてくるようにしておりますので是非ご感想をお伝え下さい。
 
2014年01月01日
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

昨年から動き始めましたアベノミクスの影響で大手企業などでは業績改善が著しいと聞きますが、物価の上昇も伴っており我々庶民に恩恵が廻ってくるのはまだまだ先のようです。その前に来春から施行される消費税の上昇…これは確実に影響を受けますので、はたしてどのように経済が変わるのか、全ての企業がかたずを飲んで注視しております。

「エコロジーな社会を」と叫ばれて久しいですが、消費税増税が行われる事によって消費が減り、今あるものだけを使い生活していくという、皆が望んだエコな社会に移行していく事は皮肉なものだと思います。それでも願わくばヨーロッパのように、物価は高いが労働時間は短く福祉の手厚い国家に移行していけば良いのですが、どこの国でもそうであるように移民の問題は避けられません。

好む好まざるに関わらず、世界の大きなうねりの中に日本も巻き込まれていきます。今年は特にそれが顕著になると思います。この変化のスピードに、固い頭ではとうてい追いつけない事を感じます。子供のようにあるがままを受け入れ、柔軟な発想で来るべき時代に対処する事が大人にも求められるようになるかと思います。

今年も新しい発想をもって皆様に提案をしていきたいと思います。どうぞご支援のほどをよろしくお願い申し上げます。
 
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