あなたが幸せになるお手伝い HOUSE&HOMES 岐阜県土岐市の北米輸入住宅
  • トップ
  • わくわく家人(うちんちゅ)コラムバックナンバー
 
わくわく家人(うちんちゅ)コラムバックナンバー
 
20152014 20132012201120102009200820072006
 
2013年12月24日
今年もひとかたならぬご愛顧を頂きまして、誠にありがとうございました。年始に取り組んだ社名の変更の方も少しづつ板に付き、違和感を感じないような雰囲気になってきました。

これからは対外的に知名度を上げていく事が課題となっております。とはいえ、古くからのお客様に対しては小栗工務店のままでお話させて頂いており、それで特に混乱はおきておりません。今の世の中、名前を変更する事はあちこちでされておりますので、こちらが思うほど稀な事では無いようで安心しております。

これから年度末に向けて、消費税増税の駆け込みにより一層人が足らなくなる事が予想されます。新築においては消費税の上昇は不可避ですが、リフォームにつきましては短期間で終わる事もあり、年度末に工事が集中する事が考えられます。そうなるとご希望に添えない案件も出てくるかと思いますので、是非お早目のご検討をお願い致します。

それでは皆様良いお年をお迎え下さい。
 
2013年11月05日
お引渡しをして初めての冬を迎えるお客様とお話する事は、大変嬉しい事です。何故なら、決まって「この家になっていかに生活が楽になったか」のお話になるからです。新築なので古い家と比べれば物理的に住みやすいのは当たり前なのですが、お客様が意図していなかった事、もしくは頭でわかっていても「こうも違うのか!」と体感されて初めて気付く事…これは私に言わせれば「してやったり」と言う感じで思わずにやけてしまいます。

寒くなってくると、暑い時期に忘れていた感覚に体が拒絶反応を示し始めます。まず朝が起きられません、次に風呂に入りたくなくなってきます。灯油ファンヒーターが場所を取り始め、寒いところまで灯油を入れに行くのが苦痛になります、最近は灯油価格も馬鹿になりません。リビングなどの暖房部屋に家族が集中するので物で溢れかえり、コタツを入れるとそこから動けなくなります。布団や着るものが増えるので埃っぽくなり、奥様は廊下に出たくないので家事が滞りかちになります。

新居に移られた方は、これらの日本では当たり前の生活様式からこれからずっと開放される事がわかり、大変喜ばれます。しかも価格は従来よりもはるかに安く!それまでは「日本には四季があり季節と共に…」と言われていた方も、一度この生活を体感するとストレスが減る事で確実に長生きできる事に気付き、それまで半信半疑で見られていた事も一転賞賛に変わります。

「プライスレス」という言葉がたまに使われますが、私は当社が造っている家によって得る事のできるこの生活の変化こそが「プライスレス」だと解釈しております。住居において質を求めるのは当然としても、いくら高価な設備や資材を付けた所でこの生活が手に入るとは限りません。全ては「バランス」…造り手がきちんと理解した上で適切に費用を配分し、住まい手がルールを守り生活する事で、このような「非常識な生活」を手に入れる事ができます。

このバランスを理解している技術者が多くないので「性能はあるが高額」「安いが従来の家がきれいになっただけ」という家が多くなったり、「造り手の理解が不十分のため性能を活かしきれず、充分に力を発揮できていない」家が見られたりするのは惜しい事だと思います。

ともかく、当社のお客様が新居に変わる事により、期待以上の生活を得る事ができて喜んで頂けるのは、私共の仕事を進める上での原動力となっております。冬の訪問の際にはその辺りのエピソードを大変楽しみにしておりますので、是非お気軽にご感想をお聞かせ下さい。
 
2013年09月26日
モデルハウスを雑誌に掲載してもらう事になり、カメラマンの撮影が入りました。どの雑誌にも言える事ですが、会社の作品である家を「ドヤァ」と言わんばかりに大きな写真で載せております。どうも私はこの家の写真が好きではありません。

もちろん家の雰囲気や仕上がりを伝えるのには大変重要な情報なのですが、物で溢れた現代、「また物が一杯…」とコンビニに置いてあるモ○マガジンの用に思えてしまいます。

人気のある空間物を購入するか検討するにあたっては、まずその物を身にまとった自分を想像する事と思います。そうなると「想像しやすくなるのはモデルさんがいた方が良いだろう」と言う事で、お客様にモデルになってもらう事を依頼しました。快く承諾していただけまして、撮影は和やかな雰囲気の中で順調に進みました。

iPhoneで写したので薄暗くなってしまいましたが、やはり人気(ひとけ)のある空間は良いですね、無機質な部屋だけの写真よりも現実的に思えます。

カタログ用写真こちらはカタログ用に写した写真です。綺麗ですがどこか寒々しさをぬぐえません。さてカメラマンは大量に写真を撮っていかれましたが、どれが上がってくるのか楽しみです。12月発売の「住まいの提案 岐阜」に掲載されますので、大変楽しみです。
 
2013年08月21日
輸入住宅はデザインを一番の特徴にしておりますので、「外観重視」と思われるお客様もおります。しかしそれは「性能は二の次」と言う意味に捉えられ、貴重な予算を外観に割り振る家と思われているような節もあります。

欧米では家のコストに関わらず性能は均一です。民主主義の元の平等とはこういう事であり、住まい手の予算によって弱い構造や悪い断熱性の家しか手に入らないという事は差別になるという考えがあります。

数億だろうが数千万だろうが主要な部材や建方は同じです。金額の違いは家の規模、仕上げに使われる素材、設備などの二次部材によります。これはつまり、予算があろうがなかろうが家を購入する人には、平等に安全と快適性が保証されるという事です。

反対に日本の家はと言いますと、長期優良住宅に代表されるよう主要な部分に価格差がつけられる事が公然と行われます。これは言い換えると「費用を出さなければ安全快適は保証しません」と言う事になり、それでは「国の定めた建築基準法では安全は保証されないのか?」と言った疑問が出てきます。

北米のモデルハウスへ行くと、家の性能や丈夫さをアピールされる事はありません。皆同じ造りなのですから、アピールする必要が無いのです。打ち合わせではいかに高価な仕上げ材や設備を入れて見映えの良い家にしていくかが焦点となります。ここが「当社のオリジナル仕様です!」と、耐震性能や省エネ性能を全面に出す日本のメーカーと大きく違う所です。

当社も欧米を敬重して「性能はあって当たり前」と前面にアピールしておりません。しかしその為、デザインが尚際立ち「家の性能を疎かにしている」と思われている方も居るようですので改めて性能に触れさせて頂きます。

基礎: ベタ基礎、耐圧盤150mmの丈夫な基礎です。
屋根: アスファルトシングル北米でほとんどの家に使われておりますアスファルトシングルを採用しており、30年の保証がつけられております。
外壁: 北米でほとんどの家に使われております樹脂サイディングを採用しており、30年の保証がつけられております。
窓: トリプルガラストリプル(三重)ガラスの樹脂サッシです。アラスカでも使用されている窓です。樹脂サッシはメーカーがようやく思い腰を上げ普及に力を入れ始めましたが、当社は10年以上も前から使用にしております。
構造: 数々の地震でも倒壊例のない2×4(ツーバイフォー)工法です。木材の使用量は在来木造の約1.3倍!…実は英語では「工法」の正式な名前がありません。何故なら家を建てる工法は2×4(ツーバイフォー)しかないからです。
断熱: ウレタン吹付かグラスウールを選択頂けます。共に断熱性能は同じです。
気密: C値(隙間係数)2以下を保証しています。

「性能はあって当たり前」と考える当社の標準仕様はこのようになっております。ことさら特殊な事はしておらず、北米では当たり前の仕様を忠実に見習っております。その上で、家の資産価値を上げる為に重要な条件であるデザインの部分は、ほとんど無償で提供しております。

他にも細かい部分の性能に関しても特筆すべき点がありますが、これは又別の機会に書きたいと思います。
 
2013年08月08日
創業時の小栗工務店倉庫を整理しておりましたら、昔の写真が出てきました。当社の創業時…昭和50年の写真です。先代の小栗正喜が名古屋にて大工修行を終え、地元の土岐市肥田町に鉄骨工場兼自宅を建てて小栗工務店を始めました。

私がかすかに覚えているのは…周りにはアスファルトで舗装された道路などほとんど無く、車が走ると土埃が立ち、空き地ばかりで子供はそこら中で遊んでいた事くらいです。今から思えば焼け野原のような光景でした。

高度成長期の時代には全く住宅が足りておらず、どこぞの田んぼや空き地には次々と何かしら建築物が建てられていたと聞きます。そんな中、お値打ち価格で立派な家を建てていた事が評判を呼び、次々と仕事の依頼が来るようになりました。そして次々と地元の大工さんを集めて、平成元年には株式会社の商号を受け、株式会社小栗工務店となります。この建物は次々と増築を繰り返し、今では原型を留めておりません。ただ写真からは時代を生きてきた人間の逞しさや生命力といったものがひしひしと伝わってきます。

当時の先代が手がけた家の写真もいくつかあります。それらの家は40年近く経った今でも色褪せる事なく、立派にその存在感を示しております。

伝統和風住宅 伝統和風住宅 伝統和風住宅
伝統和風住宅 伝統和風住宅 伝統和風住宅

時代は次第に核家族化が顕著になり、和風建築のような大きな家は必要なくなってきました。そしてハウスメーカーが先導する形で「洋風」と言われるシンプルな家がどんどん建ち始め、一般の工務店もそれを追う形になりました。当社も和から洋へ変わりこそしましたが、伝統建築に倣うと言った形は変えず、現在に至ります。

今年で創業38年になります。会社の歴史としては浅いかもしれませんが、先代のように後世に残したくなるような建物を造り、また次代に繋げていく責任を感じました。
 
2013年06月27日
枠組壁工法…いわゆるツーバイフォー(2×4)住宅は地震に強いと言われます。面材で全ての外周を覆って「箱」にする為、持って振った位では形が崩れない事は容易に想像できると思いますが、それでは従来の造りの家とどれぐらい違うのでしょうか?

間取り同じ間取りで耐震ソフトを使って計算してみました。計算ソフトは耐震工事補助金申請の認定を受けております、日本建築防災協会発行の「診断プログラムVer2.0.0」を使います。

比較建物の条件
築5年程度の劣化度。
アスファルトシングル等の軽い屋根。
在来木造は全ての壁に片筋交(金物付)を入れる。
外壁は同じなので数値には入れない。
在来木造にはプラスターボードは数値に入れない。(構造用釘が使われない為)
 
結果
耐震診断結果 耐震診断結果「ツーバイフォー(2×4)の家」
→ 安全度1.88 (倒壊しない)

「在来木造の家」
→ 安全度1.16 (一応倒壊しない)

ツーバイフォー(2×4)の家は在来木造の家のおよそ1.6倍という結果が出ました!木材だけでもおよそ1.3倍多く使われていますから、だいたい予想通りです。ただ、実際には屋根材の重量がかなり影響を与えますので、瓦など重い建材を使う場合には注意が必要です。加えて外壁も強度には多少付与します。(ちなみに安全度の数値は1を切ると赤信号が点滅します。)

過剰品質と言う点からは在来木造の「一応倒壊しない」のレベルで良いのかなとも思いますが、ツーバイフォー(2×4)は耐震を意図してこういった組み方になった訳でなく、筋交の代わりに面材貼にした結果、思わぬ強度が出たといった理由なので仕方がないのでしょう。

最近は面材を貼って箱構造にする在来木造住宅も増えてきました。問題は筋交に比べてコストがかかる事です。しかし構造は後から変える事がほとんどできませんので、設備を削ってでも構造に費用をかける事をおすすめします。
 
2013年06月21日
お休みをいただきまして、建材メーカーさんのお誘いでベトナムへ行って参りました。中国の人件費の高騰に伴い、企業がどんどんこの国へ進出しています。今回はまさに成長過程真只中の、熱くて暑い国を体感してきました。

ベトナムまず皆さん驚くのは交通事情でしょう、信号の無い交差点をバイク、車、バス、自転車、時には歩行者までが器用にぶつからないように避けて走っていきます。まるで回遊するニシンの群れのようです。とても私はこの国で運転する自信はありません。

それとは対照的に道路脇にずらっと並んだ店の、売り子や店主は椅子に座ってダラーとしています。客が来ると渋々腰を上げるといった感じです。

おそらく本来はこういった店の人々が普通なのでしょう。毎日30度を超え雨も多く、日本で言えば6月〜8月が年中続くわけです。加えて社会主義国ですからサービスの概念はあまりないと思います。そんな所へ中国から企業がドッと移転してきたわけですから、交通インフラが追いつくより先に人々は動きだし、こんな奇妙な社会になっているとの事です。

しかし人々はそんな不遇(?)など物ともせず、前に前に進んでいこうとしております。日本も戦後の復興時期はこんな感じだったのでしょう。東南アジアは何ヶ国か行きましたが、ここまで活気のある国のは初めてです。とても衝撃を受けました。

アメリカなどの先進国を訪問する時、見る部分は「完成されたものを更にどのように効率よく展開していくのか」といった事に焦点が絞られますが、この国では人間本来の原始的な本能と言いますか、人間は何も無くても逞しい生き物なんだと気付かされます。

ベトナムこんな出来事がありました。私共一行の乗ったバスを凄まじい交通量の中、二日間しつこくスクーターで追跡してきた土産物売り姉妹がおります。最初は皆笑って冷やかしていたのですが、最後は感心してガラクタのような土産物が飛ぶように売れておりました。おそらく大人が稼ぐ1ヶ月分は軽く稼いだ事でしょう。(平均月収は3万円位です。)

皆さん(私も含め)いらない物などよりも、感動させてくれた事の対価として購入していたのですね。「物より思い出」とはこういう事だなと改めて気付かされました。

ベトナムベトナム戦争の塹壕やフランスの植民地時代の影響を多々受ける建築物など近代の史跡がたくさんあり、歴史は古いけど若い国だと思います。遅きに失した感はありますが、日本としては今後どのように関わっていけるのか、大変未来のある国だと思いました。

家に関してはヨーロッパ建築の影響を強く受けており、原色が多く街全体がカラフルです。南国ですから、派手で陽気な色合いはどこも共通するところがあります。造りで言えばレンガ造りの風通し最優先のスカスカの家ですので、学ぶ所は少ないように思いました。

ドリアン最後に…ドリアンを初めて食べてみましたが、一口すら飲み込めませんでした。食べられない物はないと自負しておりましたが完敗です…又いつの日か挑戦したいと思います。
 
2013年06月17日
当社には女性スタッフが2名おります。1人は経理と総務の母親。昔は当社の物件の半分を設計しており、住宅に精通しており、現会長といっても言い過ぎではありません。

もう1人は安藤さん。当社で働くにあたって中津川から土岐に引っ越してこられました。外国語短大出身で、おとなしい外見とは裏腹に学生時代にはヨーロッパを2ヵ月あまり放浪していたというワイルドな女性です。事務処理と設計アシスタントをして頂いております。

さて、どこの建築会社にでもいる「社長の奥さん」ですが…当社にはおりません。小さい頃から両親が会社の事で言い合いばかりしているのを見て育ちましたので、「妻となる人とは仕事をやらない!」と誓って伴侶を選びました。ちなみに僕の妻は音楽の先生をしており、建築の"け"の字も知りません…。

よその会社さんが夫婦仲睦まじく(現実はわかりませんが)経営されており、奥さんのブログでリースを飾ったりクッキーやケーキを焼いたりという報告を読むと大変癒されます。でも「いいな〜、よし僕もやろう!」…とはなりません。

家などはこういった生活を楽しむ為の入れ物に過ぎませんので、女性の視点から生活を楽しむ流儀を発信しにくいのは当社のデメリットであると思っております。(もちろん男性視点からは大得意です。)

そう考えると「同じ建築畑から奥さんもらったほうが良かったかな…」と思う事もありますが、ちょっとした意見の相違→深い議論→大喧嘩と度々なっていた両親の事を思い出すと、「これが当社のカラーです」と初心に戻る事ができます。

インテリアコーディネイト インテリアコーディネイトさて本題です。当社には有償にて女性インテリアコーディネーターの提案を受ける事のできるシステムがあります。

かわいい、アジアン、ヨーロピアンといったキーワードを頼りにプロのインテリアコーディネーターがご提案致しますので、モデルハウスのようなワンランク上のインテリアになる事は間違いありません。建物の本体以外にインテリアを彩りたいという方は、是非お気軽にお申し付け下さい。
 
2013年06月13日
「建築家から見た、日本の景気を良くする提言(妄想?)」

欧米では住宅ローンが払えなくなった時には、家を取り上げられて精算させられます。しかし、これだけの事で終わります。日本の場合は家を売りに出して売れた金額で返済しますが、大抵はかなりのローンが残り、売ってしまった家の為のローンを払い続けねばなりません。つまり、ローンのリスクを背負うのが銀行になるのか家の買主になるのか…これが大きな違いです。

欧米の銀行はこのリスクを回避する為に、これから住宅ローンの対象になる物件に対して厳しい査定をします。その目的は「住人が住宅ローンを払えなくなった時に家を取り上げたとして、速やかにローン残金の金額を回収できるか」に他なりません。

日本ではこのことが問題になることはほとんどありません。土地の立地は査定の対象になりますが、家は住む人に任せられます。例え売れなくとも住人の責任になるのですから、銀行はそこまで神経質になることは無いのです。その為、必ず生命保険に入ることが義務付けられます。

又、欧米の銀行が融資の査定する際には細かいチェックが入ります。例えば、「 主寝室にはバスルーム、トイレ洗面、いわゆるスイートルームになっているか」「ガレージは2台分あるか」「奇抜な外観でないか」など、いわゆる(欧米で)標準的な家であるかどうかが求められます。それこそが、誰にでも受け入れてもらえるリスクの少ない住まいだからです。

日本では様々な種類の家が建ち並びますが、街に統一感が無いのはこれが原因です。銀行も設計士も、もちろん素人である建主も、建てた後の家にどれぐらいの価値が付くのかわかっている人はほとんどいません。知っているのは中古物件を良く扱う不動産業者くらいでしょう。つまり、売りに出した時に売れる値段がその家の価値であり、市場がその価値を決める事になります。

規模の大小こそあれ、日本の家でも間取りはどこの家もそう変わらないでしょう。問題は「奇抜な外観」です。時代風潮を取り入れたデザイン住宅はその時代を背景として人気は出ますが、やがて時代に取り残されます。数年でモデルチェンジを繰り返す車を見ても、価値が落ちないとは言えません。

欧米の住宅それでは奇抜でない外観とはどんなものなのか…欧米の査定基準で言えば、「クラッシック(伝統的)」になります。昔から変わらず好きな人が多く、今後も一定の需要は変わらないであろう事が予測されるからだそうです。

住宅ローンという人生最大のリスクを銀行が背負う形になれば、私達の生活は相当変わります。極端な事を言えば、ローンとは言うものの積み立ての貯蓄となんら変わらない訳ですから、その他の事にお金が使えるようになって景気はよくなり、今の国力と言う面から考えても凄まじい違いとなります。

アメリカ人は貯蓄も少なく、給料も日本とそれ程変わりません。それにも関わらず広いプール付きで全面芝生の庭、平均60坪の住居にガレージ付きというお宅は珍しくありません。しかし、日本は既にこれだけ千差万別の家が建ち並び街を形成してしまっているので、和であれ洋であれ伝統建築は嗜好の一つになってしまった感じがあります。

住宅ローンのリスクを承知で家を購入するのは当たり前で、「自分のお金で好きな家を造って何が悪い」といった理屈もなんら当たり前に聞こえます。しかしその裏で、国全体としては家の価値が日々目減りしていく耐久消費財という考え方から抜け出せず、人々の生活がちっとも改善していかないといった背景があります。こういった事を理解している人もたくさんいると思いますが、問題が大きすぎてどこから手をつけていいのか誰もわからない事でしょう。

個人単位でできる事…それは、「流行に流されること無く、和でも洋でもクラッシック建築を基本とする事」だと思います。実際、日本でもそのような家は高めに査定され、値が付けられる事が多いようです。そうなると、売りに出す事は無くても「資産の上に生活が成り立っている」といった気持ちだけで安心できる事と思います。
 
2013年06月12日
土壁やモルタルなど、塗壁の家は昔から多く建っておりますので馴染み深く、洋風の外観を希望される方でもこちらを好きな方のほうが多いかもしれません。洋風で塗り壁というとヨーロッパ調の外観になりますので、素朴で落ち着いた雰囲気になります。周りにも塗り壁の家は多く建っておりますので、自然と街に溶け込みます。

アメリカ建築に代表されるラップサイディングは日本でも「下見板張り」や「鎧張り」と呼ばれ、伝統建築などでたまに見られます。引き割った板を全面に貼る手間の掛かる造りで、昔は裕福な家の象徴でした。細かい横ラインが多数入りますので、精悍でシャープな印象の家になります。大衆的な住宅に使われていた素材ではありませんので、珍しくて目立ちます。

明治建築 明治建築 明治建築

どちらかを選ぶかで受ける印象がガラッと変わりますので、自分が住みたい家のイメージをしっかり持つ事は大変重要な事です。おそらく生涯その家と付き合う事になるわけですから…。
 
2013年04月22日
日々の出来事はブログの方に書いてしまいますので、ここはどうしても小難しい内容になってしまいますね。それでも真面目に考えている事を書かずにはおられません。

このままの経済動向の様子からしますと、予定どおり消費税は5%から8%に上がるようです。上がった後は企業の業績好調による消費支出が勝つか、一般庶民の財布の紐が固くなるのが勝つのか…アベノミクスの真価が問われます。私も頑張って消費して、景気を支えようと思います。「とりあえず燃費の悪い車を買い換えるか!…高い。やっぱりやめとこう」…なかなか高いものには腰が引けてしまいますね。

円とドルそれにしても、実は消費税よりも大きな問題があります。連日TVで取り沙汰されている「物価の上昇」です。この4ヶ月で円は70円台後半から90円台後半と25%も上がりました。その多くを海外からの輸入でまかなっている日本は、材料費が単純に25%あがる事となります。

"輸入"住宅と言いますと見るからに円安のデメリットを受ける住宅のように思えますが、実は日本の家の多くには輸入した資材で造られている建材が多く使われており、特に表記していないだけで"輸入"住宅と言っても差し支えないぐらい、その影響を受けております。つまり今回の急激な円安においては、洩れなく値上げの対象になってくるのです。パンは値上がりするけど、うどんは大丈夫…という訳にはいかない仕組みと同じです。うどんで使われる小麦も輸入品なので、和食と言えども値上がりしてしまうのです。

故に9月を待つまでもなく、どの業界も気はあせり気味だと思います。何せ表示価格は同じでも日々仕入れ値が上がってくるのですから、販売会社は損をする事になります。どの卸業者様も値上げしないよう頑張って頂いておりますが、何かがきっかけで「ポン!」と弾け、業界一斉値上げが起こる可能性もあります。そのきっかけが何なのか…1ドル100円になりそうなのを見つめながら、ドキドキした日々を過ごしております。

TPPに加盟すると海外の安い農産物や製品がどっと入ってくるらしいので、その辺で物価高の帳尻を合わせるつもりなのかもしれません。ただ建築資材に関しましてはとうの昔に関税が最低レベルになっておりますので、TPPに関しましても大して恩恵を受けれるわけではありません。いずれにせよ大きく動き出した社会情勢…ただ付いていくしかありません。せめてアベノミクスの火が消えないよう、消費して応援するだけです。やはり燃費のいい車を購…いやまだ乗れる!
 
2013年01月01日
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。昨年は多くのお客様にお世話になりました。数ある会社の中から当社を選んで頂き感謝の思いが絶えません。

世界経済が停滞する中、日本も迷走を続けておりますが、昨年の暮れに一度節目が現れました。これが戻るのか進むのか全く持って未知数ですが、少しだけ円安に向かっている気配が感じられるのは、輸出関連企業が多い私達の地域では吉兆に感じられます。

飛ぶ鳥を落とす勢いの中国も、経済に陰りが見え初めました。消費者は品質もしっかり見極め、安いだけの物には手を出さないよう目が肥えてきました。品質が同じという前提での価格破壊も大抵は「安物買いの銭失い」となる事がわかり、日本製品に戻ってきております。日本経済はここから伸びると思います。

そんな中TPPに入るか否かが議論されております。これが進めば品質は変わらず安いアメリカ製品がどんどん入ってくるそうで、実力での戦いになりそうです。日々外国資材を扱う者の意見としては、外国製品は機能が少なくシンプルで安い、国内製品は機能が多くて高い…この違いが顕著に比較されることと思います。

国内向け消費だけで保護されてきた商品は戦えるのか…多くの企業が懸念している理由だと思います。こと住宅に限れば、国同士が繋がったとしたらこれまでの日本の住宅産業は一瞬で消え去るでしょう。これは自信をもって言えます。

しかしポジティブに考えれば、勝てば世界に実力が証明できる機会に他ありません。日本製品はこれまでもそうやって世界に販売網を広げてきました。税金にて保護され続けるのか、戦うのか、そんな時代が来るべきなのかどうか正直わかりません。今できる事は備える事だけです。

昨年末にリーダーが変わりました。彼も気合を入れなおして再登板です。失敗しても再チャレンジするという事は、今の世の中で良いお手本だと思います。私も気合をいただきまして、今年も皆様の為に頑張りたいと思います。
平成25年1月1日
小栗幸喜
 
20152014 20132012201120102009200820072006
 
>> 最新の「わくわく家人コラム」に戻る
 
岐阜で評判の北米住宅ならHOUSE&HOMES
省エネルギー住宅のHOUSE&HOMES
〒509-5112 岐阜県土岐市肥田浅野笠神町3-8-2 (地図
TEL:0572-54-8311 FAX: 0572-54-7033
Mail:info@oguri-komuten.com
北米輸入住宅(省エネルギー住宅)の資料請求
お電話でのお問い合わせは0572-54-8311